【アイドルえっぐ】脚本家・音娘魅々さんインタビュー

Q.まず、『アイドルえっぐ』について、どのようなコンセプトや経緯でスタートしたのでしょうか?

一番は私自身が乙女ゲームを好きだったからです!
そして、攻略キャラクターをどうするか考えた時、一番関わりが深い『声優』が頭に浮かびました。
だけど、やはりアイドルも捨て難くて……(笑)
なので!アイドルキャラのキャスティングを目標にする声優を描く事にしました。

また、本作の声優は『落ちこぼれ』と言う設定になっています。声優はキャラクターに命を吹き込める憧れの職業かもしれません。ですが、実際には様々な苦労があります。
アイたま達にも、それぞれ欠点がありそれぞれで悩みを持っています。そんな、声優にしか分からない苦労や現状を、実際に声優さんに演じて貰う事で、よりリアルな世界を皆様に伝えられるのではと考えました。

そして、声優業界を知らない方には新しい世界を。彼らと同じ境遇の方々には共感や親近感を。様々な視点から楽しんで貰える作品なればと思い『アイドルえっぐ』を書かせて頂きました!

Q.ストーリーを組んでいくにあたって、特にこだわった!と思うセリフやシーンを教えてください。

一つ目は、冒頭のシーンになるのですが…
ヒロインである桜木みちこちゃんがズバズバとアイたま達に毒舌を吐いていくシーンです。
どんな事を言えばアイたまが打ちのめされるのか、そしてアイたまがどんな欠点を持っているのかを一瞬で理解して頂けるようにこだわらせて頂きました。
また、コミカルにする事で面白さもプラスしています!

二つ目はラストのシーンです。
アイたまが、みちこちゃんに想いを伝えていくのですが…
ドラマCDでは描ききれなかった、アイたまそれぞれの想いをココで全て出しました!

セリフについては、アイたま一人一人のエピソードに一つずつこだわった台詞があります。そこは、是非聴いて探してみてください。

Q.逆に、苦労した点があれば教えてください。

キャラクターそれぞれのストーリーを、限られた時間の中で納めなければならない事ですかね…。
本当はそれぞれに細かいエピソードがあるのですが、泣く泣くカットしたシーンが幾つもあります。『この子にはこんな事があってね!』と、皆さんに教えてあげたいぐらいです(笑)

Q.各キャラクターがどうやって誕生していったのか、1人ずつお願いいたします。

■流星翔太
イメージカラーが赤と言う事で、元気でムードメーカー・前向きで少しお馬鹿な王道なレッド!をイメージしました。
ただ『前向き』と『落ちこぼれ』が、なかなか結びつかなくて…
だから、あえて『落ちこぼれている事に気付いていない自意識過剰な子』と言う設定にしてみました! すると、彼のお馬鹿要素もキラリと光って、ストーリーを考えると勝手に頭の中で動き回ってくれるようになったんです。
子犬要素は完全に私の趣味ですね(笑)

また彼の名前なんですが、実はみちこちゃんに『その名前のように流星になって消え去りたいなら止めませんが』と言わせたいがために付けた名前だったりします。 翔太君だけは台詞からの名前なんです。

■有栖川海斗
彼は声優を目指している人の視点から作り上げたキャラクターです。
『声優になる』と夢を持って上京したのに、努力がなかなか報われず悔しい想いをしている声優志望の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
海斗君はまさにそんな子です!

また、より人間味を持たせる為に負けず嫌いで嫉妬心が強い一面や、猫かぶり要素を入れてみました!
ただ、それだけだと……嫌な子になっちゃうんですよね(汗)
だから地味さをプラスして、さらに翔太くんと絡ませる事で親近感や面倒見の良さを出しました!
不憫な子ほど愛してもらえるかなぁ~……なんて(笑)

名前に関してはイメージカラーの『青』と、私が好きな『海』と言う文字を入れました。

■山吹千夏
攻略キャラクターには弟系キャラは必須だ!と生み出したのが千夏君です。
元々、私が弟&ワガママなツンデレ男子が好みだったと言うのもあります(笑)

千夏君は弟設定の為、アイたまの中で一番若い年齢になっています。その為、どんな『落ちこぼれ』にするか悩みました。
落ちこぼれるには若すぎるんですよね(笑)
なので、千夏君に関しては『落ちこぼれ』より、『問題児』要素を強くしてあります。言葉遣いや、目上の人への礼儀。これは声優界に限らず、社会人ならば必須なものですよね?
だけど、千夏君はこれらを重要視していないので「後先ないオジサン達に仕事を持ってきても意味無いだろうし~」なんて生意気なことを普通に言えちゃうんです(笑)

また年下好きの方には堪らない、仲良くなったらデレまくる要素も加えてあります!話が進むにつれてデレていく千夏君の変化を楽しんで欲しいです!

■橙山蜜柑
乙女ゲームに必ず一人はいる女好きで、チャラ男系のキャラ。それが、蜜柑君です。
また男性声優の登竜門(?)である、BLの話も入れたいと当初から思っていたので、エロ要素も加えました!
けれど……ただ女好きでチャラいだけの男は女性からは反感を買うのでは?と思いました。なので、あえて『女性不信』の設定にしてみたんです!

が!『女好き』で『女性不信』。これだけだと、色々矛盾していますよね(笑)

『何故蜜柑は女性不信になったのか』そして『今は何故女好きなのか』今に至るまでの過去を作っていくうちに、蜜柑の闇が出来上がっていき、本当の心が出来上がったんです!
まぁ……最終的に『女好き』ではなく『性欲処理の為の女遊び』になってしまいましたが…(笑)
この場では紹介できませんが、蜜柑君の設定資料は膨大な量なんですよ(笑)

また関西弁設定は、声優志望で地方出身の方が一番苦労するであろう『訛り』矯正。その要素を含ませたかったのです。
作品中の蜜柑くんは、関西弁の時と、標準語で話している時がありますので、その違いにドキドキして頂けると嬉しいです!

『蜜柑』という名前は、イメージカラーであるオレンジから来ています。
あとは、軽薄なキャラなので少しだけ可愛さをプラスしました。

■天宮紫月
声優をやっている人の中には、アイドル・俳優です!という方々もいらっしゃいます。
しかし、アニメや洋画好きの方々には『声優の仕事は声優にやらせろよ!』と反感を覚える人もいるかと思います。
私もどちらかと言えばそうなんです(笑)

天宮紫月はそんな反感を買われる立場にあるキャラになります。
実力はあるのに、過去のイメージで仕事をもらえない。そんな『落ちこぼれ』を紫月で表現しました。

ちなみに紫月の年齢は31歳です。
皆さんの中には『えー!?』と思う方もいるでしょう。一般で発売されている乙女系作品のキャラは10代~20 代前半が多いですからね…。
子役・アイドル時代があった『落ちこぼれ』の設定だと、どうしてもこの年齢になってしまって…
ですが、その分ヒロインを包み込む優しさと厳しさを持っているので、大人の男性が好きな女子は是非紫月くんに注目して頂ければと!

そして、紫月くんも蜜柑同様に設定資料が膨大なんです。他のアイたまより長く生きていますからね(笑)
気になる方は是非HPを確認してみてください。

名前はイメージカラーの紫と、スマートで綺麗な印象と、高貴な雰囲気を出せればと名付けました。

■桜木みちこ
彼女はヒロインであり、プレイヤーでもあります。
乙女ゲームの主人公は『理想の女性像』である事が多いと思いますが……私はどうしても『こんな女子はいない!』と思ってしまって(笑)
だから、本作の主人公はズバズバ思った事を口にする毒舌女子にしました!
また『自分の夢』に向かって真っ直ぐに突き進む姿は、アイたま同様にキラキラしていて欲しいなぁ~…とも思っていたので、子供っぽい所もあったりします。

理想の女性像にほど遠いかもしれないですが、聴いてくださっている方々に近い存在、近寄りやすい存在になっていると思いますので、桜木ちゃんを通してアイたまを攻略してください!

あ!あと本作では桜木ちゃん目線のシナリオと、アイたま目線のシナリオがあります。
なので、実はアイたま攻略の他に、ヒロイン攻略も楽しめます!
男性が桜木ちゃんにキュンッ!とする一面がどこなのか是非聴いて確認してみてください。

Q.執筆中の、今作にまつわるエピソードなどあればお聞かせください。

エピソードかは分かりませんが、執筆中は乙女系の作品を聴きまくっていました!
アニメもそうですが、シチュエーションCDや、乙女ゲームなどなど。自分の中でイメージを膨らませないと、中々筆が進まない人なので…。
あの時の夜な夜なヘッドホンをしながらニマニマしている姿は、絶対誰にも見せられません(汗)

Q.最近ハマっていること、マイブームなどありますか?

料理ですかね!
執筆中は書くことに集中してしまって、あまり作ってなかったのですが、最近は余裕が出来たので色々作って楽しんでます。
特にキノコにハマってしまって、毎日必ず1回はキノコ料理を食べてます!

Q.最後に視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

アイドルえっぐを聴いてくださりありがとうございます!
アイたま達はクセが強い子ばかりですが、それぞれ悩みや想いを持っている可愛い子達です。そんな彼らを是非愛してあげて下さい。
そして、アイたまをブレイクに導いてあげてくださいね!

乙女向け関連一覧