俺は今夜もお前を愛でる「ダブル・デリンジャー」~華麗なる武器鑑定士 関貞史の生活~
しだいに、その手触りが薄れていくのを感じて、しっかりと二人を抱き締めた。
イケメン鑑定士が愛してやまない大切な武器(コレクション)が、なんと擬人化!?
第2弾は【 ダブル・デリンジャー ( ウィル & オットー ) CV.米良奏真 】
そのいたるところに無造作にお宝、つまり骨董品ってやつが転がっていたりする。この屋敷の家主は鑑定士で武器マニア。武器と見たら、買い取らずにはいられない。
骨董全般に一流の鑑識眼をもっているんだけど、もう半端ないくらい武器を愛している。屋敷の中には博物館なみの設備を備えた武器専用の部屋が多数存在していて、蒐集品は半永久的に保管できるようになっている。
世間一般には保管庫だが、家主にとってはハーレムみたいなもの。夜な夜なこれと思った武器に甘い言葉をささやいて、今日も手入れとおぼしき愛撫にいそしんでいる。
-ダブル・デリンジャーについて-
米レミントン社で19世紀半ばから20世紀の前半まで生産された上下2連式のデリンジャー(小型拳銃)。拳銃にとって必要最低限なパーツのみで構成され、そのパーツも徹底的に機能性を追求されている。手のひらサイズで、女性の護身や予備銃として用いられた。単発式のデリンジャーと違い、2連式のため一発目で標的を打ち損じた場合、すぐに2発目を発射できるため暗殺に適しているといわれる。今回は、買い取りを依頼された遺品の中に2挺含まれていて、それを貞史が入手した。
-
関貞史(せきさだふみ)
CV:代々続く骨董鑑定士一族関家の十三代目当主。
普段は飄々とした感じ。育ちがいいので、あくせくしておらず、少し浮世離れしているところがある。武器のことになると、急に熱血になり、情熱がほとばしる。手に入れるために体を張るのもいとわない。聞いてくれる相手もいないのに、うんちくを語りだす。
実は、武器が恋人になってくれたらいいと思っている、超マニア。 -
ダブル・デリンジャー(ウィル&オットー)
CV:・ウィル(双子兄)
小柄で敏捷そうな少年。金髪にグレーの瞳、肌は抜けるように白い美少年。
年の割にクールで落ち着いた人形のように冷静沈着な表情。
慎重に様子をうかがってから決断する。決断したら、迷うことなく行動する。
全体として冷静なタイプで、一見冷たく感じるところがある。
セックスに興味はあるが、軽々しくするのは自分を安売りするようで嫌だと思っている。セックスしてしまったら、とことん快感に溺れる。かなり敏感で、わりと早くイってしまう。しかし、若い分、2回目の復活も早い。
・オットー(双子弟)
小柄で敏捷そうな少年。黒いくせっ毛と黒色のくりくりした瞳、肌の色はやや浅黒い。体格は兄と似通っているが、兄と違って感情に合わせて、コロコロと表情が変わる。
考えるより先に行動に移すタイプ。行動の結果・成否にもあまりこだわらない。
直感的に新しいことを思いつくが、飽きるのも早く、それに対して深く考えることもしない。
セックスにも興味津々で早く体験したいと思っている。快感に弱いくせに、貪欲で、どんどん欲しくなる。そのわりに敏感で、イくのは早い。しかし、若い分、2回目の復活も早い。 -
タマ
CV:ごく普通のどこにでもいる猫。都内の弘徳寺というお寺の和尚さんから貰い受けた一匹の白猫。主人公がタマと名付ける。猫としてはかなり長生きしているが、毛並みは艶々、身のこなしも軽く、年齢不詳の猫。
気ままで、のんびり、昼寝好き。主人の面倒は自分がみていると思っている。ある意味、猫らしい猫。
関貞史:平井達矢
ウィル&オットー:米良奏真
タマ:吉山博海
脚本:ゆうま
イラスト:やすだしのぐ
収録:ギガコネクト
音響編集:ジリオンモードプロダクション
©2014 Free-Hand